ITではなく「人」が求められる介護の仕事
これからのIT化で人間の仕事はどんどん奪われていく、という話をよく耳にします。
私自身、それはごもっともで、そう遠い未来ではないのはないと思っています。
そんな中で困らないためには、社会に必要とされるスキルを持ち、生き延びていく力をつけていくことが大切です。
そうしたロボット化の実態を考えた上で、依然として人材が求められる職種になるだろうと考えているのは、介護職です。
もちろん、介護現場の中でも色々な業務がロボット化していくことは予想されます。しかし、いくら介護の業務といっても、すべてロボットが対応する訳にはいきません。
介護で特に大切にされるのは、人と人との繋がりです。人は誰かと関わりあっていなければ、心身共に健全な日々を送ることは難しいものです。
介護者が相手の気持ちを考えながら、ときに気遣いの言葉を掛けながら、寄り添って介護をすることに意味があるのです。
どんなに便利なロボットが生まれても、結局はお年寄りが心地よく生活を送る上で「人」という温かみが重要視されるのではないかと思っています。
そうした面を考えてみても、介護のスキルを持っておくことは自分の為になるといえます。
近年では、賃金の安さや手軽さ、人材の切りやすさを優先して、企業側が非正規雇用の枠をどんどん増やしています。
結果的に正社員の枠もどんどん縮小してきています。
こうした実態に備えるためにも、人材需要の大きい介護に目を向けることは賢明だといえるでしょう。
将来が不安な方、正規雇用でしっかり働きたい方は、介護業界を考えてみることをおすすめします。